7月の読書まとめ

2010年7月の読書メーター
7月読書メーター
読んだ本の数:20冊・読んだページ数:5038ページ・積読本の数:7冊

今月も目標の20冊はなんとか読めた。本棚入りは5冊。.250。ハズレが多かった…。


【本棚入り】
★★★(人に勧めたい)
なし

★★☆(もう一度読みたい)
赤めだか

★☆☆(読んで損はない)
なぜツイッターでつぶやくと日本が変わるのか(晋遊舎新書007)
憚(はばか)りながら
セブン‐イレブンの正体
フロン―結婚生活・19の絶対法則 (幻冬舎文庫 お 26-1)


【感想】
▼読んだ本

なぜツイッターでつぶやくと日本が変わるのか(晋遊舎新書007)
なぜツイッターでつぶやくと日本が変わるのか(晋遊舎新書007)上杉 隆

おすすめ平均
starsともかくツイッターをいじり始めてからを読むと、「マイクロジャーナリズム」としての可能性に目覚めると思う。
starsツイッターが何かが知りたい方のために
stars世界が変わります。
starsツイッターの楽しさも意味もわからない方にこそ
starsツイッターを使って自分自身が影響を感じた人の対談集

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面白かった。上杉隆と政治家/ジャーナリストによるtwitter談義。構成が秀逸。まず水道橋博士から始まってるのがいきなり面白い。フラットなtwitter世界観の説明、影響の概要から入って、いかに政治家にtwitterが向いているか、次にいかにジャーナリズムの様相を変えたか、いつもの記者クラブdisという感じの流れ。ツイッターのルールがある程度わかってないと意味が分からないところがあるかも。文字の強弱が装飾されているけど、それはちょっと邪魔かなと思った。
読了日:07月01日 著者:上杉 隆


競争と公平感―市場経済の本当のメリット (中公新書)
競争と公平感―市場経済の本当のメリット (中公新書)大竹 文雄

おすすめ平均
stars経済学的思考の一助に
stars個別の話題は面白いが、全体としての面白みに欠ける
stars日本人は、競争も市場経済も政府による再分配も嫌い
stars経済学の考え方がいたるところにちりばめられ、最近話題のテーマを読み解くには、格好の書である。
stars役に立つ「経済学」

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人気があるらしいので読んでみたが、読みづらい。市場経済のメリットを日本人は実感していないとの論調。現状だと若者が損をすることが体系的に分かって欝になった。赤線引いたのは以下。「本来は人に迷惑をかけている場合は迷惑料を支払う必要があるが、そのための市場が存在しない場合は迷惑をかけても損にはならないので過剰に公害が発生してしまう。」「学習指導要領では市場競争のメリットを教えるように書かれていない。食料や工業が貿易で成り立っていることを理解させようとしている。市場経済がなければ生活水準は大幅に低下するとは理解させていない。」「学歴が高いほど、所得が高いほど時間割引率が低い。少し合理的な人は自分の時間割引の特徴が時間非整合的であるということを知っている。そのような人は、時間非整合的な行動を取らないように予め自分の行動を縛ってしまう。夏休みの宿題を最後の方にしていた人ほど、週60時間以上の長時間労働をしている傾向がある。」「日本の会社でホワイトカラーが長時間労働になる一つの理由は、無駄な長時間の会議が多すぎることだろう。参加者にほとんど関係の無いように思えることまで報告されることがある。会議で報告して全員の了承を得たという担当者の責任逃れや実績作りが原因。特に問題なのは職場の管理職が依存症的な長時間労働をする場合である。本人は良くても部下も長時間労働につきあわされる。 」
読了日:07月03日 著者:大竹 文雄


赤めだか
赤めだか立川 談春

おすすめ平均
starsありきたりな言い方だが
stars落語にハマりそうになります
stars志らくの本も読むと多角的に理解できる。
stars「純和風ビルドゥングス・ロマン」の秀作
stars落語とは人間の業の肯定である

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立川談志の本と言ってもいいだろう。落語の世界は格も厳しいものだとは想像出来なかった。一つ一つのエピソードが珠玉であり、落語を知らないものへ立川談志の凄さを物語る。噺家とは作家と言っても過言ではない。そう感じた本だった。
読了日:07月04日 著者:立川 談春


夏野流 脱ガラパゴスの思考法
夏野流 脱ガラパゴスの思考法夏野 剛

ソフトバンククリエイティブ 2010-06-02
売り上げランキング : 39262

おすすめ平均 star
star夏野さんらしいストレートなメッセージが含まれる素晴らしい内容だった。
star正鵠を射た鋭い洞察が光る良書
star何も得るものがない

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思考法と銘打っているが、つまるところ団塊Dis本。若者に攻めることをすすめ、老害に引導を渡す。目新しいことは特に書かれていないような気がする。ネットで読む感じの文章だなと思ったら、オンラインニュースコラムのまとめ本らしい。すらすらよめるけど中身はあまりなし。著者は本によってムラがあるように感じる。ところで夏野氏程の著名人でも2億3億のマンションは買えない身分らしい。夢がないな。
読了日:07月06日 著者:夏野 剛


ジャーナリズム崩壊 (幻冬舎新書)
ジャーナリズム崩壊 (幻冬舎新書)上杉 隆

おすすめ平均
starsなかなかの問題提起
stars今更
stars混同はいけないと思う
stars私怨に聞こえてしまうのが残念
starsジャーナリズム(笑)

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「崩壊」という題名だが、実際にはまだ崩壊していない現行の日本ジャーナリズム。日本の新聞業界は既得権益の代表で、その温床が談合組織である「記者クラブ」にあるという内容。団塊と新聞には以前から嫌悪感があるので、ノッて読むことができた。官房機密費を追いかけて、メディアを糾弾しつづけようとしているのは一貫していて納得できる。テレビに時々出ているらしいけど、本の方が面白いと思う。
読了日:07月06日 著者:上杉 隆


金融広告を読め どれが当たりで、どれがハズレか (光文社新書)
金融広告を読め どれが当たりで、どれがハズレか (光文社新書)吉本 佳生

おすすめ平均
starsその金融商品に投資する必要の無い理由が提示されています
stars大満足でした。
starsなかなか手の込んだ広告だったんですね
stars金融商品のカモになるな
starsボッタクリの現実

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途中で挫折。同著者の他の本に比べて図と説明が冗長。ちょと分量が多すぎる。さらにエッセンスに絞ってほしかった。
読了日:07月07日 著者:吉本 佳生


折れそうな心の鍛え方 (幻冬舎新書)
折れそうな心の鍛え方 (幻冬舎新書)日垣 隆

おすすめ平均
stars絶賛です。
stars一種の清涼剤
starsうつ状態」と「うつ病」の境界は曖昧
starsあたたかな一冊
stars鬱になりさうな現代人のための書

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若干冗長。悩みを分解する術と分解した悩みを消化するための方法が書いてある。論法が散文的なので期待したほどの方法論には思えなかった。「風呂に1日何回も入る療法」は笑えた。
読了日:07月08日 著者:日垣 隆


憚(はばか)りながら
憚(はばか)りながら後藤 忠政

おすすめ平均
stars理屈抜きに面白い
stars得度しようがヤクザはヤクザ
stars凄い本です。
starsま、駄作だ
starsもっと詳しく教えて欲しい。

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面白かった。元大手ヤクザ組長が語る自叙伝と未来の日本へ提言した本。この人やその取り巻きがどんな悪いことをしてきたかを知らないで読めば楽しめる本。ヘタレ権力側である池田大作やら宗教家、ヘタレ政治家、検察、警察、裁判官、ダメフィクサーなどについて、それらとの付き合いについても事実関係、実名込みで赤裸々に書いてある。インタビュー本だけあって、率直に綴られる言葉が腹の中に届いてくる。日本人とはかくあるべきという内容まで語っている。時々読んで自分を律したい本。
読了日:07月13日 著者:後藤 忠政


これが「週刊こどもニュース」だ (集英社文庫)
これが「週刊こどもニュース」だ (集英社文庫)池上 彰

おすすめ平均
stars子供に分かりやすくニュースを伝える工夫
starsちゃんと聞いている
stars中間管理職の方と読み合わせたいです!
stars我望ニュース革命
starsこれが週刊こどもニュース

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色々考えさせられる本。むずかしい言葉で言うのは簡単、かんたんな言葉で言うのは難しい。こどもがわかっていない以上に大人はわかっていない。世の中の出来事の本質を捉えるためには相当な努力が必要ということ。こどもに考えさせる事が難しい時代になっているということ。子を持つ親として、こどもには積極的に聞き返しを行って自分の頭で考えさせることが肝要で、その為には親の不断の努力が必要だと実感させられた。マークした文言は以下。親からの問いかけの習慣を:家族でニュースをみていてこどもがたずねた時には「あなたはどうしてだと思う?」と問いかけ、たとえ稚拙な答えでも「よくそんなことが考え付いた」と褒めるのが重要。自分の頭で答えを出さなければならない状況に追い込む事で自分の頭で考える習慣が生まれる。
読了日:07月14日 著者:池上 彰


Googleの正体 (マイコミ新書)
Googleの正体 (マイコミ新書)牧野 武文

おすすめ平均
stars隣りは何をする人ぞ
stars世界をまたにかけたグローバル企業の一社独占の怖さ
starsGoogleが考えていることがわかる!
starsGoogleの考えていることはとてもシンプル
starsグーグルを知る上では文句なしの名著

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さっと読めるし、分かりやすかった。ある程度Googleを知ってる人が読むとベスト。彼らのビジネスの全体像と肝がさっさとわかる。広告のシフトの解説も分かりやすかったし、Google信者っぽい視点でもないから読んでて引っかかるところもなかった。検索連動広告を発明したのは実はオーバーチュアの人でGoogleに訴訟起こしてた過去があったとは知らなかった。Googleの歴史的経緯も適当に知ることのできるGoogleざっくり本だ。
読了日:07月14日 著者:牧野 武文


フロン―結婚生活・19の絶対法則 (幻冬舎文庫 お 26-1)
フロン―結婚生活・19の絶対法則 (幻冬舎文庫 お 26-1)岡田 斗司夫

おすすめ平均
stars結婚は時代遅れな制度かも・・
stars著者の身勝手じゃないのか?
starsさらに包括的な論述を求む
starsいやいや、本当によく分かります
stars一読の価値あり

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面白かった。結婚は社会契約であり、楽になれるという幻想。昔は社会的に成立していたが、世の中が豊かになった結果の「自分の気持ち至上主義」が台頭してきて成り立たなくなってきた。それに対応するにはどうすべきか。それが「夫をリストラせよ」であり、自身で実践している。よくやるよなあ。
読了日:07月17日 著者:岡田 斗司夫


セブン‐イレブンの正体
セブン‐イレブンの正体古川 琢也 金曜日取材班

おすすめ平均
stars正体というならFCシステムの構築過程にもふれないと・・・
stars正体と言うほどではない
starsamazonで買おう
starsピンハネ?の疑いがある契約を結んでいるようです。
starsなるほど本部だけが儲かり続けるわけですね

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オープンアカウント・ロスチャージ・ドミナントの3つを駆使しフランチャイズ店に自分の商品を過剰に買わせ自ら加盟店のライバルを増やし自分の利益は最大化する。流通の悪の権化のような存在、それがセブンイレブンであると結んでいる。システムや社員教育の随所に思想が徹底しており、流通の独裁を武器に高いレベルの商品を作らせ、過剰に買わせ、イレギュラーを握りつぶす。その完璧な不文律は見ていて美しい。流通と労使の方程式を編み出す鈴木会長の経歴がトーハン労組書記長、ヨーカ堂人事広報部長、7-11創業と文句のつけようがない美しさ。マーカーしたのは以下。セブンイレブン鈴木会長の経歴。中央大学学生自治会書記長、トーハン就職、組合書記長、ヨーカドー転職、人事広報部長、セブンイレブン創業、資本整理。労組、経営双方の視野を知り尽くし、711には労組を作らせないできた。711新入社員はいきなり肩書きが「管理職」で残業手当てなし。「新入社員みなし管理職」。広報いわく「店長手当てを支給しております(ニコニコ)」鈴木会長の指示には「ました!」と答えなければならない。「ました!」というのは「わかりました」の略語で業務を円滑化するためだという。鈴木会長にちなんだ著書が出版されると半強制的に購入させられたりする。ノリックを轢き殺したのはUターン禁止エリアでUターンした7-11のトラック。7-11配送トラックはGPSと車載端末で管理され100点満点で評価される。減点があった箇所を問いただされる。
読了日:07月18日 著者:古川 琢也,金曜日取材班


クルマは家電量販店で買え!―価格と生活の経済学
クルマは家電量販店で買え!―価格と生活の経済学吉本 佳生

おすすめ平均
stars題名はイイが…
stars本当に良書でした
starsまずまずおもしろいが・・・・
stars読みものとしてはおもしろいが・・・
stars世の中の仕組みが分かる経済学

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前作「スタバではグランデを買え」のほうが面白かった。本作は「クルマ」とか「学歴」など高額な値段の割に実質的な価値がどうなのかという題材を用いているのが秀逸。プライベートブランド商品、高級料理屋の格安ランチはお得。逆オークション型のビジネスはチキンレースで全員損。これからの時代は雇用がより不安定になるので、必要に応じて転職するには「取引コスト」を下げるすなわち、家を買わずに借家に住み、車を買わずにレンタカーで済ませるなど身軽な生活スタイルが優利。といった感じの事が例をまじえて書いてある。
読了日:07月20日 著者:吉本 佳生


がっかり力 (アフタヌーン新書 001)
がっかり力 (アフタヌーン新書 001)本田 透

おすすめ平均
starsこれはアフタヌーン新書マニフェストか!?
stars「世界にひとつだけのカリカリ」は名言かも
starsカドがとれた本田透
starsカリカリせずにがっかりしましょう(笑)
starsがっかりだらけの世の中だから。

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世の中の捉え方を2極化して話す論法は電波男に近いが、電波男本田透から一段階レベルを上げて話している。例がちょい古い野球だったりするので読者を選ぶ。一番面白いのは実はエピローグ的に書かれている第七章「私のがっかり人生」だったりする。「電波男」以前、以後、そしてがっかり力が出るまで。「しろはた」やPodcastやらを聴いていたりしたので臨場感があった。本田透の売上は1億超え、関西の高校中退、大検経由の早稲田文学部出身。
読了日:07月22日 著者:本田 透


セブンイレブンの罠
セブンイレブンの罠渡辺 仁

おすすめ平均
stars私はこの本でセブンイレブンを利用するのをやめました。
starsフランチャイズの問題は難しい
starsグロテスクな商売
stars真実

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読み辛い。「セブンイレブンの正体」の方が全体像をとらえやすい。「週刊金曜日」の連載まとめらしいのでさもありなん。コンビニフランチャイズは夢を描かせて労働を搾取するというビジネスモデル=帝国主義時代の欧米植民地オーナーというくだりは言い得て妙だと思った。独立の夢を煽ってむしり取る王道ビジネスなのかも。合法でやり抜けてきたのがすごい。小売で営業利益率30%超え、利益率20%超えを20年間続けているのは圧巻。
読了日:07月24日 著者:渡辺 仁


筆談ホステス
筆談ホステス斉藤里恵

おすすめ平均
starsいっそ小説にしておけばよかったのでは
stars期待しすぎました
stars浪花節だよ人生は
stars筆談ホステス
stars「不幸なのは幸せになる途中」

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面白くなかった。とても平凡。ホステスと遊ぶのって面白いのかな…。縁がないだろうなと思った。筆談だからどうのということもない。特に響くこともなかった。親が厳しすぎて苦悩しているのはなるほどなあと思った。
読了日:07月24日 著者:斉藤里恵


ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)
ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)堤 未果

おすすめ平均
stars民営化の行く果てを知る
starsなんてたってすげえ国だ
stars経済的徴兵制
starsジャーナリストが伝える行き過ぎた利益至上主義の恐怖(その1)
starsこの本から日本の未来が窺える

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肥満児ほど貧困という衝撃。貧困地域を中心に過度に栄養が不足した肥満児、肥満成人が増えていく。健康状態の悪化は必要以上の医療費急騰や学力低下につながり、さらに貧困がすすむ悪循環を生み出していく。移民は貧困から抜けられない。皆保険のない高額医療費。圧倒的な学歴社会。大卒のためには就学ローン。貧困の救済策は軍隊派遣。しかも民営化でハイリスクローリターン。途中までフムフムと読んでいたが最後に「小泉、安部内閣規制緩和と民営化の流れは危険。日本では憲法九条を守る気運が高まっている」の結びが入っていたので一気に萎えた
読了日:07月27日 著者:堤 未果


晴れ ときどき アスペルガー
晴れ ときどき アスペルガー今村 志穂

おすすめ平均
stars胸に迫る
starsいろいろな人に読んでほしい!
stars晴れときどきアスペルガー(KCデラックス)
stars明日への希望と勇気が得られる本
stars幅広い層に

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3/4が不安定な家庭の日常描写。最後に落ちのような「アスペルガー症候群」認定という構成。この構成は意図的なもので、症状そのものよりも母親の内面がどう悩んで解決していくかのプロセスが如何に肝要であるかを物語っている。この共感こそが障害という「分類」に対峙することであると考えさせられる。アスペルガーに関する難しい本が多い中、稀有な本。
読了日:07月28日 著者:今村 志穂


あでい いんざ らいふ (TENMA コミックス LO)
あでい いんざ らいふ (TENMA コミックス LO)長月 みそか

おすすめ平均
stars仲良し3人組の『憧憬』と『理想』と『友情』が詰め込まれた本。エロ表現自体は極めて薄口なのでご用心。物語の中に犇めく思春期少女たちの想いに触れてみたい方へ。
starsLO作品の中でも大変良い一品
stars「LO」の中でもオススメです
stars長月みそかの処女単行本

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煮え切らないファンタジーな本。三人の気遣いが主題。柔らかいタッチなだけにR18な箇所が滑稽になるのは仕方がないのかな。リアル書きながらファンタジー作れるあずまきよひこの偉大さがわかる本。
読了日:07月28日 著者:長月 みそか


電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書)
電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書)佐々木 俊尚

おすすめ平均
stars電子書籍について一通り知るならこの本!
stars210円相当
stars出版業界の人には耳の痛い話ばかりだけど、なるほどなって思うところも多いです
stars出版業界の人、必見な1冊
stars出版業界が破壊した出版文化を電子書籍が再生する…かな

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電子書籍を踏み台にした既得権益団塊dis本=衝撃。話にまとまりがあって、文脈も簡素な表現で綴られていてとても読みやすい。どういう歴史でこの業界が成り立って来たのかの説明がきちんとされていて、業界の構造を理解しやすい。ブログのようにネットリソースを抵抗なく引用しているのも新鮮。編集の力を感じる記事的な新書オブ新書。
読了日:07月30日 著者:佐々木 俊尚