6月の読書まとめ

2010年6月の読書メーター
6月読書メーター
読んだ本の数:23冊・読んだページ数:4958ページ

今月は前半にいくらか読めたけど後半に失速。
本棚入り(良書推薦)は以下の8冊。.347。マズマズの出だしかな。

【本棚入り】
★★★(人に勧めたい)
少女素数 (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
スピリチュアリズム

★★☆(もう一度読みたい)
野村ノート
この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ)

★☆☆(読んで損はない)
すべては一杯のコーヒーから (新潮文庫)
調理場という戦場 ほぼ日ブックス
スタバではグランデを買え! ―価格と生活の経済学
小泉の勝利 メディアの敗北



【感想】

若者殺しの時代 (講談社現代新書)
若者殺しの時代 (講談社現代新書)堀井 憲一郎

おすすめ平均
stars20世紀最後の20年の総括かな
stars多数を対象とした切り売りの結果が、若者殺しである
stars残念なのは「逃げろ」
stars若者よ、早く逃げろ!の意味
stars愚者の楽園化のはじまり・・1980年代

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最後のほうが尻すぼみだった。データをバイト達に足で稼いで考察するパターンがなんか見覚えあると思ったら、ディズニーランド便利帳の人か!
読了日:06月01日


テレビは見てはいけない (PHP新書)
テレビは見てはいけない (PHP新書)苫米地 英人

おすすめ平均
starsいい内容だけど読み込むのは難しい
stars反面教師としても優秀
stars自慢と宣伝
starsちょっと安易なつくり
stars著者も騙されてますよ。

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洗脳・差別・社会主義という流れは面白い誘導だった
読了日:06月02日


すべては一杯のコーヒーから (新潮文庫)
すべては一杯のコーヒーから (新潮文庫)松田 公太

おすすめ平均
stars夢を膨らませる力と実現力
stars読者にもっとも近いビジネス本
stars熱い想いと冷静な分析力をもった起業家の奮闘記
stars情熱がすべてを乗り越える
starsタリーズ誕生秘話を語る

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基本的に体育会系。孤高の独立インポーター。今や伊藤園グループに吸収された事を思いながら読むと読むとホロリとくる。
読了日:06月03日


光速シスター 1 (ビッグコミックス)
光速シスター 1 (ビッグコミックス)星里 もちる

おすすめ平均
starsこの作者好きなんです…
starsこんな妹・・・欲しい!と断言しづらい、そんな作品。
stars妹系ホームコメディ+SF。
stars4年ぶりのコミック?
starsドキドキ感に欠ける

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星里もちるだーっ。構図も絵も懐かしい。かわいい。宇宙人なので人格が薄目の妹が展開するのかどうか不安。りびんぐゲームをもう一回読むかな…。
読了日:06月05日


少女素数 (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
少女素数 (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)長月 みそか

おすすめ平均
stars長月みそかは即買いですよ!!
starsかわいいにもほどがあります
starsかなり良い感じ♪
stars絵は素晴らしい。キャラや設定も良い。だが、方向性がやや疑問?

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素晴らしい。「おんなのこは妖精を宿している時季がある」「おんなのこはかわいい屋さん」完璧に完成したファンタジーよつばと!が霞んで汚く見えてくる。そのくらい最高。適当に「萌え」とか使うやつは死ねばいいのに。
読了日:06月05日


花札を初めてやる人の本―入門書の決定版!
花札を初めてやる人の本―入門書の決定版!渡部 小童

おすすめ平均
starsとても良いわけではないが。
starsいちばん簡単なハズのコイコイ…でさえ…ちょい難…

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初めてにしては読みづらい本だった。ルールしか書いてない。
読了日:06月05日


DVD付き限定版 Kiss×sis 6巻
DVD付き限定版   Kiss×sis 6巻ぢたま 某

おすすめ平均
stars三国暴走

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うーん、タダのエロ本になりつつある… 最初の方は心の機微がもう少しあった気がするのだが… もう限定版は買わないようにしよう…
読了日:06月05日


生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)
生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)福岡 伸一

おすすめ平均
stars科学者目線の文学、もアリじゃない?
stars世代論も語れたりなんかするー。
stars読み終えてなお「問い」が、その背後に涼やかな笑みを浮かべて直立する
stars生物学の物語
stars仏教の世界観

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よみづらい。動的平衡までの流れと概念はなんとかわかったが、複雑な説明の中に急にエッセイ的だったりポエジーなエピソードが入ってきて理解を中断し速読の障壁になった。立花隆のように淡々と論説だけで書いて欲しかった。平易でない内容がゆえに中身が濃くて得られるエッセンスは随所にあり、他のことを説明するのに役立ちそうなイディオムが散見された。難しかったが秀才たちの頭の中をのぞき見したような気分になった。
読了日:06月06日


苛立つ中国
苛立つ中国富坂 聰

おすすめ平均
stars現代中国、現代日中問題を知る上で必見の一書
stars現代中国、現代日中問題を知る上で必見
stars膨大な取材からなる力作。一読の価値あり

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反日デモのルポや反日運動家へのインタビューが相手を知るのに役立ったと思う。「双方がその違いを理解する努力を何もしないままに「分かり合える」という先入観を持つことは本来なくてもよいトラブルを作り出す装置となる」という下りがなるほどなと思った。自分側の前提だけで話すと話にならない事を体現するのに中国はとても適当だ。
読了日:06月07日


直観でわかる数学
直観でわかる数学畑村 洋太郎

おすすめ平均
stars目からうろこの数学本
stars数学は楽しいものでした。
stars著者は良く解ってないのでは?
stars「数学」を思い出したくなる本です
stars正直なところ

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太字が多用されたり図示が多く、すさまじくサクサク読めるように作られている。太字を中心に読み飛ばして速読したが内容は理解出来た。「数学の定理や公式は何を目的に作られているか」をまず明快にする序盤の説明はわかりやすいし、「とにかく数学の教科書はは教える立場で作られていない」とのルサンチマン的な論拠で読むものを惹きつけていく感じがした。中盤から後半にかけてはちょっと抽象的な概念にかかって、直感というには辛かったかな。
読了日:06月07日


スピリチュアリズム
スピリチュアリズム苫米地 英人

おすすめ平均
starsメディア・ファシズムについて
stars1,680円と数時間でスッキリ!
stars「見える」と「信じる」の間に存在するもの
stars大好きな一冊です。
starsスピリチュアリズム(笑)

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江原、中沢新一dis本。「エッ」「マジで?」「それでそれで?」的な仕掛けが随所にあって楽しめる。スピリチュアルはご都合主義で最終的にはオウムのポア思想に行き着くという。表紙が金色なのは彼なりのギャグだろう。最後の科学者たるものの下りが熱くてよかった。思考停止も害悪だが自分探しはそれ以上に迷惑なのだな。
読了日:06月08日


ほぼ日ブックス#001 個人的なユニクロ主義 (ほぼ日ブックス)
ほぼ日ブックス#001 個人的なユニクロ主義 (ほぼ日ブックス)柳井 正 糸井 重里

おすすめ平均
stars柳井さんも普通の人であり、環境が柳井さんを変化させた!
starsさらっと。
stars軽い感じであっさり読めます
starsわかりやすく、柳井氏の輪郭が見えた。

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つまらない。大体が与太話。題名に釣られて肩透かしを食らった。このパッケージは読みやすいので面白い話ならよかったけど、僕にはつまらなかったので残念。随所に出てくる「一生懸命を強制することは意味がない」という所には共感。
読了日:06月09日


2011年新聞・テレビ消滅 (文春新書)
2011年新聞・テレビ消滅 (文春新書)佐々木 俊尚

おすすめ平均
starsおもしろい。
stars独自の視点のなさ
starsメディアプラットフォームの崩壊が始まる
stars新聞やテレビのビジネスモデルは成り立ちにくくなっているのかもしれない
stars「マス」の終焉

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2011年て来年か。新聞とテレビはアメリカに遅れること3年で衰退するとのこと。栄枯盛衰。内情を幾らかわかっているものには弱いものいじめな感じがするが、それだけのルサンチマンを起こさせるほど震源地は酷い構造なのだろう。程よい長さのセンテンスでクドくなく説明がわかりやすいのでスッと頭に入る、読みやすい本。
読了日:06月09日


グーグルに依存し、アマゾンを真似るバカ企業 (幻冬舎新書)
グーグルに依存し、アマゾンを真似るバカ企業 (幻冬舎新書)夏野 剛

おすすめ平均
stars過去の成功体験が透けて見える日本発ネットビジネス文化論
stars分を見極める
starsところどころ入る自慢が鼻につく?
stars題名ほどの刺激はない
stars日本を代表する業界人はこの程度かと思わせる本

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タイトルに釣られたが、内容があんまりない本。自分の会社は恵まれているほうなのかも。ドコモか東京ガスにいたときの不満が、言葉を変えて書いてある。たぶん広告の人向きの本かな。僕には時間の無駄だった。残念。
読了日:06月10日


野村ノート
野村ノート野村 克也

おすすめ平均
stars野球の理
stars野球の理
stars学び多いが、楽しめるかどうかは野球リテラシーに左右される一冊
stars社会人野球
stars野球に『論理』を初めて本格的に導入した野村ノート

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素晴らしい。野村克也の野球観=人生訓が詰まっている。すべてに説得力があり、野球が好きでたまらない感じが伝わってくる。カッコつけることなく、実直に、ただただ野球が好きな偉大なる人物である。本当に野球が好きな者でないと野村の良さはわからないだろう。久々に感動した本。
読了日:06月13日


なぜ、エグゼクティブはゴルフをするのか?
なぜ、エグゼクティブはゴルフをするのか?パコ・ムーロ 坂東 智子

おすすめ平均
stars予想どおり。
starsゴルフをする理由が説明されていないのですが…
stars入りは宗教臭いと思ったが、本当は厳しい本
stars中学生の教科書にしたらどうでしょうか
starsこのタイトルはあんまりでしょう

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つまらない。経営者にむけた格言をショートショートで説明。経営者じゃないのでなってから読めばいいや。
読了日:06月14日


スタバではグランデを買え! ―価格と生活の経済学
スタバではグランデを買え! ―価格と生活の経済学吉本 佳生

おすすめ平均
stars正しいのかもしれないけど
stars具体的でわかりやすい
stars良著。
stars現段階(2010年)の増補版が待たれる
starsコストこそ価格の要諦

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身近なケーススタディを用いて小売の経済学を分解しているのがわかりやすい。あとがきにある「他人と同じだから得なこと、他人と違うから得なこと」という着眼を持つための本。さっと読めて楽しめる経済エンタメ本。
読了日:06月21日

ゲーム理論―どんなケースでも「最高の選択」ができる“勝つための戦略”
ゲーム理論―どんなケースでも「最高の選択」ができる“勝つための戦略”松井 彰彦 清水 武治

おすすめ平均
stars推奨
stars読めば読むほど味が出る
starsこんな書き方もあったんだ
stars数式を使わない入門書としては最高
starsゲーム理論と現実

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途中で挫折。場合分けを交渉やギャンブルに応用するような話。ストーリーが薄いので頭が悪いと読みづらい。数学向いてないや。
読了日:06月21日


調理場という戦場 ほぼ日ブックス
調理場という戦場 ほぼ日ブックス斉須 政雄

おすすめ平均
stars自分のことが嫌いと思っている人ほど読んで欲しい
starsもう一度読みたい本
stars厳しいが優しい
stars戦場がどこであっても
stars熱い男の熱い生き様。

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説得力のある体育会系。体力勝負だが、文化人でもある。文章が読みやすいし気持ちが伝わってくる。赤線引いた文言は以下。「生半可な時期にスポットライトを当てられることには、危険が伴うもの」「のべつまくなしに働く甘さではなく、必要な時に必要な力を出せることが大切。愚鈍なだけだと、徹頭徹尾。」「「目指す質の線引は、ものを作る仕事では曖昧になりがちだからこそ「なんでも最高を目指せ」と言って闇雲に働かせる事は簡単。避けるべき。」
読了日:06月22日


数学ガール
数学ガール結城 浩

おすすめ平均
stars数学が活き活きしている
stars数学と物語のシンフォニー
stars文章力が難あり。
stars数学を魅せる本
starsなまった頭に喝を入れたいあなたに。

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高校数学に挫折しそうになったときに高校生が読む本。ところどころにコツが書いてある。導入には「直感でわかる数学」シリーズを先に読むとよりイメージが沸いていいかも。暗記だけで数学をこなそうとしていた昔の自分に欲しかった本。
読了日:06月26日


小泉の勝利 メディアの敗北
小泉の勝利 メディアの敗北上杉 隆

おすすめ平均
stars読みごたえある文章
stars亜流で異端のジャーナリストならではの自由な手法
stars著者の葛藤が垣間見られる本
stars小泉純一郎論、出色の一冊
starsマスコミの自浄作用は期待できるのか

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小泉政権前後で上杉隆が週刊誌等に書いた記事を自らまとめ、検証し、反省したもの。田中眞紀子の酷い感じとか、小泉純一郎の宰相の程、視聴率に甘んじてヘタレだったTV新聞メディア、などの当時の様子がつぶさにわかる。結果がわかった後の検証なので説得力があって面白かった。週刊誌のまとめ記事的な本。
読了日:06月26日


この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ)
この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ)西原 理恵子

おすすめ平均
starsお金は大切だ!
stars金融教育の名著
stars人生、金、働くこと、ギャンブル、親父、家族、貧乏、人生で大事なことが全部書いてある
stars学校では教えてくれない
stars大切なこと

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いつものサイバラギャグの本かと思いきや、超真面目な本。「ぼくんち」の解説本。そしてサイバラ本ではなく壮絶な西原理恵子の自叙伝。「ぼくんち」と併せて読みたい。
読了日:06月26日


借金は身を滅ぼす
借金は身を滅ぼす青島

おすすめ平均
stars「パチンコ・スロットは身を滅ぼす」にタイトルを変更したほうがいい
stars一人の人間が崩れていく過程が良くわかる本
stars借金より恐いのは、パチンコ中毒では?
stars根本の原因についての対策が欲しい。

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大学入学時の状況は自分と殆ど変わらない。ギャンブルへの入り口がちょっと違うだけでこうも変わるのだろうか。単純に彼が頭が悪いと決め付けられる話ではなく、実は事業を起こして現金が必要になるのと本質的にはそう変わらない。自分の身の丈を定期的にかつ正確に把握することが如何に重要であるか、それをこの本は教えてくれる。
読了日:06月26日