次のカメラ


PENTAX K10D+SIGMA 30mm f1.4 を愛用しているが、ここ1年特に多いのが会社の人や友人などに「デジ一眼を始めようと思うんだけど何がいいですか?」的な相談をされて、持ってもいないカメラをいろいろ勧めるうちに僕が欲しくなって困ってしまうというようなことが何度も何度もあって昨今の新しいカメラには目移りしてしまう今日この頃。

銀塩の時は進化の速度が遅くてあまり進捗がなかったので乗り換えに迷うことがあまりなかったのだが、昨今のミドルレンジデジカメの激流には目を見張るものがある。気合いを入れて数年は付き合えると覚悟を決めて買ったはずのミドルからハイエンドのカメラが一瞬で骨董品になってしまうので、このエントリは不毛な気がするのだが…今何が欲しいかを記録しておくことは大事かなと思い筆をとる。

今の組み合わせ(PENTAX K10D+SIGMA 30mm f1.4)の不満は大きく3つある。

・筐体が大きくて重い

・高ISOが偽色ノイズ

・AFの失敗が多い

■筐体が大きくて重い

子どもを撮るのにポートレートでボワボワボかすのが最大の使命と決めているのだが、筐体はフルサイズではないので、この30mm大口径レンズはボケボケ標準(50mm/35mm換算)単焦点としては僕の買える範囲では今でもベストレンズと思っている。なのでレンズのこの大きさは仕方がない。問題はボディの方である。PENTAX K10Dはとにかく、大きくて重い。ボディだけで790gである。なんで*istDシリーズにしなかったかというと、ハイパー操作、TAv(感度が自動で上げ下げする)モード、ボディ手ブレ補正、防じん防滴 などの色々な恩恵を受けたくなったからである。今だとほぼ同様の機能を持ったものが500g付近のものがより小さい筐体で出ている。最近コンデジFinePix F100fdを壊してしまって妻がK10Dを使っているのだが、とにかく重そうである。

■高ISOが偽色ノイズ

明るいレンズだから高ISOなんか使わないだろうと思っていた。そんな頃が私にもありました。部屋の中で走り回る子どもを撮るのはISO800でも難しい。最近さらに加速するので、追いかけるのは不可能。止まってるところを撮るしかない。特にISO1600の撮って出しJPGはどう加工しても見るに堪えない。ベイヤー配列からの偽色ノイズがJPGの圧縮でさらに汚された形で表面化する。最近の機種が最も優れてるのがこの点で、拡大してもボケ部分にうまく融けてノイズにはみえず感嘆する。

■AFの失敗が多い

マニュアル銀塩からAFデジ一眼に移行した際に感動したものだが、ずっと使っていると合掌率の低さに辟易するようになった。特に僕の場合はほとんど開放値で撮影するので合掌させるのは難しいのだが、AFもかなり迷っている。そしてピックアップできる打率的には先ほど確認したところ、今年においては1割を優に下回り2.5%。これは悲しい。

これらをふまえて、次は何にしようかという検討に下記をあげる。

PENTAX K-7 + SIGMA 30mm f1.4(現行) [9.5万=9.5万]

PENTAX K-x + SIGMA 30mm f1.4(現行) [5万=5万]

Panasonic GF1 + G20mm f1.7 [6.5万=6.5万]

Panasonic GH1 + G20mm f1.7 [7万+3.5万=10.5万]

RICOH GXR + GR A12 50mm f2.5 [5万+7万=12万]

・CanonEOS 5D (Mark1) + EF L 50mm F1.2L [10万+13万=23万]

安くなったとはいえフルサイズは遠いなあ…。PENTAX K-xが無難かな…。でもGF1のレンズセットも安いね。