スタートレック試写会

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同僚のサンバディさんにスタートレックの試写会に連れて行ってもらった。

これが素晴しかった。完全なるエンタメ。

スタートレックの劇場版て今までいい思い出がないと思う。1番印象に残っているのは、宇宙大作戦時代の「ボイジャー」くらい。ネクストジェネレーション時代に限っては毎回ガッカリさせられた思い出しかない。

スタートレックのテレビシリーズの素晴らしさは、テレビの尺を最大限活かした子供でもわかる最小限サイズのSFであり、ウルトラマンのような特撮をあまり必要としない生産性が高いその構成にある。

そのため、毎回「教義」の要素が多くを占め毎週擦り込まれる。その感覚が制作者にも視聴者にもあるものだから、劇場版ではエンタメ要素、教義要素が中途半端な配合になり視聴者に消化不良がおきる。

今回のそれは大分ちがっていた。おそらくは旧来の歴史からくるしがらみとは無縁なスタッフが作っているのだろう。いわゆる「スタートレック」部分は「お約束」程度にとどめ、「宇宙大作戦」ではなし得なかった「エンタメ」に完全に針を振っていて、成功している。一方旧来のトレッキーには適度に配分された「お約束」をキーにして脳内で補完させている。俳優も「よく連れてきたな」と思えるレベルで超ソックリ。

パラマウントにはこのスタッフと配役で宇宙大作戦TVシリーズを是非リメイクしてもらいたいと思った。