ごね得発言と国連演説

NHKニュース 国交相ごね得発言を撤回

この中で中山国土交通大臣は、成田空港の整備が遅れていることについて「ごね得というか、戦後教育が悪かったと思うが、公共の精神というか、公のためにはある程度は自分を犠牲にしてでも、捨ててもというのがなくて、自分さえよければという風潮の中で、なかなか空港の拡張もできなかったのは、たいへん残念だ」と発言しました。また、来月1日に観光庁が発足するのに関連した観光行政の課題について「日本はずいぶん内向きな『単一民族』というか、内向きになりがちで、まず国を開くというか、日本人が心を開かねばならない」と発言しました。さらに、教育問題についても、大分県の教員採用試験問題を例にあげながら、「日教組の子どもは成績が悪くても先生になる。だから大分県の学力は低い」などと発言しました。
別に撤回するほど間違ったことは言っていない。むしろ本質を言っている。取り上げる箇所が間違っている。「自分さえよければという風潮」「日本人が心を開かねばならない」「日教組の子どもは成績が悪くても先生になる」を取り上げるべきである。



第63回国連総会における麻生総理大臣一般討論演説

顧みるに我が国は、日米同盟を不変の基軸としながら、近隣アジア諸国との関係強化に努めて今日に至りました。国連を重んじ、国際協調の路線を一度として踏み外そうとしなかったことは、議長をはじめ、本会議場にご参集の皆様が一様にお認めいただけるところでありましょう。いくたびか挫折を経ながらも、経済の建設に邁進してきた我が国民を今日まで導いた一本の線とは、経済的繁栄と民主主義を希求する先に、平和と、人々の幸福が、必ずや勝ち取れるという信念にほかならなかったのであります。

 私は、基本的価値を同じうする諸国と連帯し、かかる日本の経験を、強い求めのある国々に伝えてまいりたい。日本には、その責務があると信じてやみません。

加えて、かの演説は言葉の上句と下句、てにをはに至るまで、美しいのであります。最近はかかる宰相の声色を呑み会で真似したりして伝えてまいりたい。まず日本臣民は下記本を購読すべし。

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