「デトロイトメタルシティ」「ラストゲーム」「スカイクロラ」を観てきた

地元のお祭りがあるというので祭りが嫌いな私は家族から一人フケる事にした。何をしようかと思ったが、一人の時にしか観れなそうな映画をみることにした。

近所の映画館の時間帯をチェックするに「デトロイトメタルシティ」「ラストゲーム」「スカイクロラ」の組み合わせが適当そうだったので三本みることにした。

一番面白かったのは「デトロイトメタルシティ」だけど、感想が出てくるのは不思議と「スカイクロラ」。

スカイクロラ」は相変わらず(?)読み解く能力が自然に要求される映画だった。しかし「大事な事なので二回言いました」的な、何回も同じヒントを言ってた方だとは思うので解りやすかったとは思ったけど、いちいち思わせ振りな記号が出てくるもんだから見づらいのは変わらない。この映画の良かったところは、次の日の朝、いつもの風景が違ってみえるところにあるのではと思った。毎日がつまらないのは見方がいつも同じだから。別段意味のないものに意味を見いだす訓練にもなる。オリンピックが放映されてるもんだから、答えが明確なそれと余計に対比してみえた。

自分が父親になったからかもしれないが、こういう伝え方は子供に思想を伝えるのに有効だなと思った。ここまで眠いと可愛そうだけど、わかるかわからないかのギリギリの線で抽象的なテーマを連呼するというのはとても難しいけど、繰り返していればバカじゃなければいつの間にか頭は回っているだろう。しかし自分の父がそうであったように、そんなのは子供らにとってはさぞ迷惑なオヤジなので自重しなくては。

スカイクロラ」に家族全員つれてきて、映画がおわったあとに「やっとおわったよー」と呟いた子供がいたよその家族をみてそう思った。