大改造 劇的!! ビフォ→アフター!(手帳編) -信頼文具舗に出会う-
手帳を新調。今年もほぼ日手帳 (ほぼ日刊イトイ新聞 - ほぼ日手帳2006) にしてしまった。してしまったとは、一抹の恥ずかしさがあるのだ。ほぼ日ブランドには。でもまぁほぼ日ブランド云々についてはおいといて、今回は手帳の話。
社会人になって、タスク管理ツールとして使ってたのは
大学ノート
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PalmV(PDA)+大学ノート
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リフィル手帳
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CLIE(PDA)とPalmDeskTop+適当な裏紙をバインダ
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RHODIA[No.16]+CLIEとPalmDeskTop
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RHODIA[No.16]+ほぼ日手帳
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RHODIA[No.16]+ほぼ日手帳+Beckey!のメインウィンドウ
となかなかのPDA→手帳→PDAの紆余曲折ぶりではあったが、結局、紙の手帳のコンボ(RHODIA[No.16]+ほぼ日手帳)+電子ツールにおちついて、2年くらいたった。初期の頃に比べると仕事の形態が変わっているというのもあるが、かなり効率が上がっていると自負している。
最初に劇的に効率が上がったのがRHODIAを導入してからだった。実はRHODIAを導入するに至ったのは、信頼文具舗(しんらいぶんぐほ)というページにめぐり合ったからだった。
Webショップにありがちな過度に主張はなく、きどっていないページのつくりと、機能とデザインにすぐれた文房具を厳選ピックアップして丁寧に解説しているそのページで「ロディア・トライアルキット」というのを買った。このページを一通り眺めると、文房具の造詣だけでなくその文房具個々の「つかいこなし」までつぶさに提案している店長の厳選文房具に対する啓蒙愛が伝わってくる。注文(ショッピングカートじゃなくてメールで注文!)をしてみると、よくこんな手間のかかることをするなぁという具合に発送されてくる。どんな感じなのかを伝えるのがむつかしいので、実際注文してみてほしい。
次に劇的に効率が上がったのが、このページのオーナーの著書「文房具を楽しく使う 〈ノート・手帳編〉」を読んでからであった。
この本では、おすすめ厳選手帳の紹介にとどまらず、どう手帳を使うか、これらの手帳をいかに組み合わせるかまで数種具体的に提案している。そう、手帳というものは単体で使うものではなく、組み合わせて使うものだったのだ!
この、複数の手帳とノートを体系的に組み合わせて使うというのを意識して実践するとガンガン仕事の効率が上がった。
思い返してみると、1つは、1個の手帳やノートひとつに機能を詰め込むから無理があったという事だった。PDAで全部やろうとすると失敗したのはそれだ。何でもできてしまうツールというのは、何でもの組み合わせ方が完成していないために不便も生み出してしまうという落とし穴に陥っていた。もう1つは、手帳にいかに愛着をもてるか。毎日使うことができるか。であった。しかし、愛着優先で機能が劣る製品もあるのでそれを除外しなければならない。PalmVの失敗とかモロにそうだったと思う。
この本の「厳選素材の組み合わせによる使いこなし」という鉄人料理人の談話のような内容に是非酔ってほしい。