オカルトパワー

妻はテレ朝の「テレビのチカラ」という番組が好きです。

オカルトとバラ珍を足して2で割ったような朝日系列の番組です。僕はこの番組内容がやけに煽動的なのと、強烈なオカルトが混ざっていて大嫌いですが、画面カットの端々に出てくる高橋英樹・中山秀・東ちづるの超こゆい同情顔ドアップが入ったりする構成がめちゃくそおもしろいので不覚ながら楽しめてしまいます。

劇的ビフォーアフターのビフォー建物ぶち壊し画面以来の演出快挙です。

えーとなんの話だっけ。オカルトの話でした。

血液型で会話がもりあがることがあります。相手の血液型を聞いて会話の糸口をつかむことは、今や出身地や年齢を聞くのと同様、当たり前の事です。

これは会話の糸口にする道具なのだということに気づくまでだいぶかかりました。

冷静に考えれば、血液型四種類に人間の性格が分類されるわけありません。はっきりいってオカルトです。

そーなんだよね

とか

そんな気がする

とか

世の中に不思議はあるよね

などなど。

「自分の気持ちを大事に。」なんていう言葉がやけにイラつくような歳になってしまいました。

少し前まで自分もそんなことを信じて狂喜していた気がします。そんな自分を思い出すと顔が赤くなってしまいます。残念ながら月刊ムーに書いてあることは残念ながら嘘でした。

しかしその一方で、「オレンジレンジマジ超最高!」とか言える中高生のような、あの素晴らしい童貞力エネルギーがもう一度沸き上がってこないかな、なんて思う夏休み明けの出勤第一日目でした。