さようならCONTAX

悲しいけれどお別れだ。噂サイトの話は本当だった。

京セラ、「CONTAX」ブランドのカメラ事業を終了へ (ロイター) - goo ニュース



京セラは、高級カメラである「CONTAX(コンタックス)」ブランドのカメラ事業を終了すると発表した。カメラ事業については、京セラは3月、デジタルカメラ事業から撤退する方針を表明していた。

思えば僕が写真に触れてこられたのはCONTAXのお陰だ。CONTAXがあったから写真を続けられてる。ツァイスレンズだったからまだ銀塩に執着してる。

それは97年に購入したCONTAX Tixに端を発していた。最後に僕のCONTAX愛用の様子をご紹介しながらお別れしたいと思います。今日も最後までご覧頂き、ありがとうございました。(松平)

そのカメラ愛を僕は関心空間でこう綴っている。

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CONTAX Tix

1997年にコンタックスが出した

APSで世界初の高級コンパクトカメラ。(多分)



コンパクトカメラで人気高いコンタックスTシリーズの流れを汲む4代目。



Tシリーズのコンセプトは以下のようなものである。

「カメラは、まず何よりも映像である。なるべく、楽に携帯できる方がいい。しかし、実用本位で経済性ばかり重視した、画一的なカメラは持ちたくない。本物だけが持っている、あの、ずっしりした手ごたえを味わいたい。男の願望を抱きつづけるカメラ愛好家たち。その期待に応えて、一眼レフの頂点を極めたコンタックスが、全く新しい次元からコンパクトなカメラを完成しました。京セラ、カールツァイス 国際技術協力の成果です。」(コンタックスT カタログより)



[持って楽しい]

APSカメラなのでコンパクトカメラの中でも非常に小さい。CANON IXYデジタルを少し横に伸ばしたくらいの大きさなので気軽に持ち運べる。



[見て楽しい]

筐体には独特の剛質感、高級感がある。

ボディはチタニウムがメインでさわり心地がいい。

ファインダーとレリーズボタンはなんと人工サファイアでできている。流石KYOCERA。デザインも無機質で美しい。



[撮って楽しい]

ツァイス色がよく出ている。

原色の仕上がりは派手で刺激的。夕焼けや花、森を撮ると感動するはず。屋外で撮る限り、誰でも思い出深い写真が気軽に撮れる。ポートレートもステキだ。