よつばと! 8巻
よつばと! 8 (8) (電撃コミックス) | |
あずま きよひこ おすすめ平均 何かにすっごい夢中になるよつば見てると癒やされます ふたを開けてガッカリ 癒される♪ とーちゃーーん! 気がつくと本棚にない Amazonで詳しく見る |
久々にみたからなのか、自分自身の環境の変化なのか、八巻はあざといと思ってしまう箇所が多かった。
なんだか、かわいくないのである。
子供がいると、あると生活感が出過ぎてキツいはずの要素が除去されていてそれがカンに障る。洗濯物、雑多なゴミ、汚れてシナビたおもちゃや服。欲しくもない置きたくもないだが置かざるをえないような子供用品。そういう、目を塞ぎたくなるような生活感が排除されていて違和感を感じる。だけれども画としては生活感を出そうとしている箇所や手法が見受けられて気分が悪くなる。
リアルにファンタジーを溶かせようとしているのがこの漫画の背筋だとは思うけれども、家が汚い二児の父としては綺麗な構成画面が思考を邪魔する。
しかし作者は生活感にこだわりをみせている。
私は基本的に背景のリテイクが多い。
細かいとこにも難癖をつけるのでアシスタントも大変だよ。「新聞紙とかとりあえず置いても生活感はでないんだよ。おとうさんスイッチを置けおとうさんスイッチを!」
「おとうさんスイッチ!?なんですか、それは?」
「おとうさんスイッチだよ!押すとおとうさんが動くんだよ!おとうさんスイッチ、う!」
「え!?」
「う!う・・・うどんを食べる!」
「え!?今からですか?」
うちにもたしかに「おとうさんスイッチ」はある。だけれども、とてもシナビてしまっていて、ミニピアノの下に半分潰された状態で押し込まれてしまっている。
ましてや、お母さんがいない設定なら惨状目に余る状況なんじゃないかな。と、また思考が入ってしまい、没頭できない。
そんな巻だった。