妄想アフォーダンス

こないだ、凄く訛っているエンジニアの方とミーティングした。

これがめちゃめちゃ萌える。大学院とか研究所方面の方だったので、きっと学問的に造詣の深いと思われる内容を話されたと思うのだけど、とにかく訛りのイントネーションの方に気を取られて話に集中できない。気にしちゃ駄目だと思えば思うほど泥沼で思考が働かなくなる。

「より分けたデータを元にこの仮想的なーエージェントをですね、この場で競争させてやるようなイメージですねー、するとある瞬間に全部が全部一斉に同じように動いたり止まったりする状態になることがあるんです」
※東北的なイントネーションイメージでお読み下さい

その時僕の頭の中では、ファミコン「いっき」のイメージで4ビットカラーの農民達が一斉に蜂起している図が支配していた。そのプアーな自分自身の妄想に笑いが止まらない。勿論、話し手の方に失礼なので顔には出せない。喉の後ろの方がキュッと締まるような感覚に捕われながら、小一時間を切り抜けた。