新スーパーボーナス一括でWILLCOMからソフトバンクに乗り換えて節約

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今使っているPHSの費用を見直して、ソフトバンクに乗り換えた。ある人には売国奴扱いされたり、ある人からは国益の損失ではないかと言われたり…。毛の抜けるような孫君の力を借りざるをえない。


※「毛の抜けるような努力」とは

ドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、ウィルコム、イー・モバイルのトップが勢ぞろい (ITmedia)

 「日本メーカーが海外に進出することはできる。そこに制限はない。すでに海外で端末を出しているメーカーもある。しかし、日本独自のハードルを作るのは、余計なお世話だ。そんなことをしたら、また海外メーカーから参入障壁ができたと言われてしまう。研究会で議論してもいいが、強制は勘弁してほしい。価格、端末は毛が抜けるほど努力している。押しつけないでほしい」(孫氏)

閑話休題。今回の本題に入る。


■現行携帯(PHS)の費用見直し

昨年の12月にAUからWILLCOMに機種購入費用1万円弱位で鞍替えをして

5月 6,354
6月 6,306
7月 6,729
8月 6,261
9月 6,899
10月 6,393

利用してきた夫婦合算の月額利用料金は6,200〜6,900円の間を行き来している。機種購入費用を鑑みると大体月額7000円くらいである。

ざっくりした契約内容としては

ウィルコム定額プランファミリーパック(基本使用料\5,100)
・データ定額オプションで
 Webブラウズパケット10万パケットまでで\1,050
WILLCOM同士通話定額
・メールし放題
・年間割引加入

といった内容である。
利用パケットは大体4万〜10万パケットの間。なので内訳としては二台の月額基本使用料が5000円。WEBブラウザパケットが1000円。残りが通話料といった感じである。ほとんど通話しないし、メールもそれほど使っていない。

年割は1年ごとの更新なので12月が見直しのチャンス。この更新を逃すと年間割引の違約金として一台あたり2100円、合計4200円徴収される。


ソフトバンク携帯への乗り換え検討

色々見直したり調べたところ、

ソフトバンク携帯のホワイトプラン新スーパーボーナス
紹介キャッシュバックキャンペーン
・家電量販店での新スーパーボーナス一括タイムセール
ヤフオク

を組み合わせると、乗り換え費用1万円位で

・月額基本使用料無料(2年間)
・家族間の通話24時間無料
ソフトバンク同士のメールし放題
ソフトバンク同士の電話1時〜21時通話し放題
・1年縛り、2年縛りとかそういう類の縛りなし
・1回線月額利用料、1000円?2000円

の携帯が2式できることがわかったので、結構手間がかかったけど乗り換えた。基本使用料2年間無料はデカイ。さすが毛の抜けるような努力。これで、向こう二年間は基本使用料は無料で、月額費用はソフトバンク以外のメールとWebブラウズでのパケット代および通話料が請求されることになる。実質月額2000円〜4000円くらいの間と見ているので、WILLCOMより高機能の携帯でかつ安価な月額費用の携帯に移行することが出来たはず。しかも年間縛りがないので他キャリアの方が具合が良くなってくれば躊躇なく移行が可能。


■移行の流れ

おおまかな流れは

・2台新規機種購入@ヨドバシ
・2台型落ち旧機種購入@ヤフオク
・アドレス帳の移行
・2台新規機種転売@ヤフオク
・契約の変更@ソフトバンクショップ

となる。それぞれについて解説する。




・2台新規機種購入@ヨドバシ
全てのキモはこの工程にあると言っても過言ではない。


新スーパーボーナス

ソフトバンクにはもともと「新スーパーボーナス」という割引制度があり、この制度を利用して携帯電話を購入すると月額の利用料を二年間割り引いてくれるというもの。この制度は一目見ただけだと非常に解りづらいのであまりソフトバンクに魅力を感じられない人が多いのかもしれないが冷静に考えると他キャリアが打ち出している「二年縛りだが基本使用料半額」より筋がいいことがわかる。Wikipedia::スーパーボーナスに解説とこの制度が登場した経緯がまとめられている。

余談だが、各キャリアで古い機種を長く使っている人を時々見かけるが、あれは総支払額からすると相当キャリア側に貢ぐ構造になっている。月額使用料に落しこまれるとそれがごまかされてしまうので何も考えなければそちらに流されれてしまう。うちの妻も「1つの機種を長く使っている方が長期割引とかが効いて節約だ」と思っていたようなので、かなりの国民はだまされていると思われる。

この新スーパーボーナスには分割と一括がある。分割を選択してしまうと結局二年縛りと近い構図になってしまうのでメリットが薄まるが、一括払いの激安店があれば月額使用料割引の恩恵度合いが高まる。スーパーボーナスホワイトプランの発表が丁度1年前ぐらいに行われたわけだが、スーパーボーナスを適用するであろうほとんどのユーザが携帯筐体代金を月賦で支払う「分割」を利用する為、またその制度の複雑さ故に、ソフトバンクのホワイトプラン「月額980円」の巧妙な仕掛け【コラム】@IT-Plusの結びのようなネガティブな印象が根付いてしまったようなので、冷静に制度を分析する必要がある。


新スーパーボーナス一括¥14,800

首都圏の家電量販店(ヨドバシ・コジマなど)では在庫一掃とインセンティブを狙った「新スーパーボーナス一括¥9,800〜¥14,800」というように旧機種(一年落ち)がタイムセール的に売られる事がある。その構造については[コラム] スーパーボーナス一括9800円セールのカラクリ (元祖)が詳しい。

これによりホワイトプラン(月額基本使用料¥980)と組み合わせると初期費用¥16,120で月額基本使用料7円の1回線と旧機種一台が手に入る。仮にヨドバシカメラにて¥14,800のスパボ一括機種を購入すると初期購入費用(¥14,800+¥2,800[事務手数料]−¥1,480[量販店ポイント])が内訳となる。ただし、ヨドバシカメラの場合は、Wホワイトというホワイトプランの付帯サービスへの強制加入が付くので、それを最低1ヶ月(\980×2式)は別途支払わなくてはならない。後述する「契約の変更@ソフトバンクショップ」にて解説する。また、2回線購入する際に、家族割引となる無料オプション「ホワイト家族24」も契約しておく。これにより家族間の電話が24h無料でトランシーバー状態となる。


トモダチのワ券キャッシュバック

これがまさに輪をかけてすごい。これは新規購入+ホワイトプラン入会を紹介すると紹介者と被紹介者にそれぞれ5000円の現金が後でキャッシュバックされるというキャンペーン。(※2007/12〜は配られるクーポンが現金キャッシュバックから商品券プレゼントに変更になったようだ。)

このキャッシュバッククーポンだが、なんと自分を紹介しても適用となる。つまり下記フローで二回線購入で¥15,000キャッシュバックされる。

誰かにワ券で紹介してもらって新規入会

¥5,000キャッシュバック

五枚の紹介クーポンが届く

さらに自分に自分を紹介する形でもう一回線新規入会

さらに¥10,000=¥5,000×2キャッシュバック
これらにより¥17,240で二式の月額基本使用料7円の回線と旧機種が手に入る。




・2台型落ち旧機種購入・2台新規機種転売@ヤフオク

この手前の工程で終わらせてしまっても構わないのだが、手に入れた携帯は流石に投げ売りされる機種だけあって残念な感じのスペックだったりする。しかし、日本の携帯原価は通常数万円〜十万円すると言われているだけあり、ヤフオクで新品として出品すれば一台二万円前後で落札される。一方で一年前のフラッグシップかつベストセラーソフトバンク機種であるAQUOS携帯の中古が一台一万円前後で同様に出品されている。数が売れればそれだけ暴落も激しい。マニア機を狙わず、メジャーセールされている機種を選ぶ。

この二つの差額とスペックを交換する。但し、ヤフオクは手間がかかるのと、ある程度慣れていないと取引が成立しないし時間がかかるリスクが伴うのでその辺は覚悟が必要となる。筐体と回線の交換はソフトバンクショップに行かずとも、回線契約識別を司るSIMカードを入れ替えてやればそれだけで移行は完了する。

結果、新規2台を\35,500で売りさばき、旧機種2台を\17,650で手に入れる。中古だと電池のヘタれが心配なので\4,310で新規電池パックを2式もついでに手に入れる。結果、\13,540の現金を得て、旧機種2台にコンバートすることができた。

ここまでの工程で経費合計は\3,700=\17,240-\13,540となる。

余談だが、売り捌いた新規2台はどこへ行くのだろう。落札した方は、片方が特定亜細亜圏の方、片方が中東亜細亜圏の方と思われるお名前の方だったので、そちらの方面に売られていくのだろう…。売られた筐体は改造すれば海外の携帯キャリアとして使うことができるらしい。さようなら踏み台携帯…。



・アドレス帳の移行
実はこの工程が一番大変だった。

アドレス帳をWILLCOM機から別のキャリアに移行してくれるサービスセンターがどこにもない。ソフトバンクショップはもちろん、WILLCOMショップでも断られた。

友達は少ないとはいえ、100件近くの電話番号およびメールアドレスを移行するのは大変だ。幸い?WILLCOM端末がvcard方式のエクスポートに対応していたのでそれを使うことに。ところがエクスポートが一件ずつという仕様!一件ずつアドレス帳をエクスポートし、メール経由でソフトバンク携帯に移行する。移行先のソフトバンク携帯がなぜか名前を読み込んでくれないので名前を手作業で入れる。修行とも言える作業を2日間かけて実施した。妻はまだ移行できていないらしい。南無三。



契約の変更@ソフトバンクショップ/WILLCOM

ヨドバシカメラにて付帯された「Wホワイト」の解除、および新スーパーボーナス適用時付帯の数ヶ月無料特典という名目で強制加入させられる「安心保証パック」「基本オプションパック」を解除する必要がある。また、同様に強制加入させられる「パケットし放題」も任意で解除する。私の場合はパケ死する可能性が否めないので、様子をみて解除をする。これらを行わないと月額使用料は4000円以上余計に取られてしまう。面倒臭がらずに解除する。

また、解除についてはソフトバンク携帯上でサポートに電話をかけたり、「MySoftBank」というWeb上の設定で変更可能だが、私は確認がとりたいので近所のソフトバンクショップに出向いた。

さて、解除するWホワイトヨドバシカメラでのスーパーボーナス一括激安条件として、最低1ヶ月は強制加入させられるので\1,960=\980×2式は余計にかかってしまう。また、新スーパーボーナスによる利用料割引は加入3ヶ月目から適用されるので、それまでの基本使用料である(ホワイトプラン\980+S!ベーシックパック\315)×2ヶ月×2式= \5,180 は別途費用が発生する。

よって移行時の経費として\7,140かかる。前工程の経費合計\3,700を合算すると、本移行では結局\10,840の経費がかかることになる。



・課題
問題は何点かある。

まず最初の関門はヤフオク

必ずしも購入価格以上で売れないかもというリスク。ヤフオクは供給と需要のバランス変動が激しいので、売るタイミングによって値段が変わる。そして落札されるまでいくらで売れるかわからない。


次の関門は誰に紹介してもらうかということ。

近場でソフトバンクを契約している人は結構いなかった。しかもクーポンを持っているのは最近ホワイトプランに契約した人になるのでそれもいない。さらにクーポンが届けられてもDMと判断して捨てられていたりする。

そこで、どうやってクーポンを手に入れたかなのだが、私は2ちゃんねるの知らない人と待ち合わせて手渡しで貰った。お互い捨てアドレスで待ち合わせ場所を設定して手渡してもらった。正直怖かった。2ちゃんの人はキャバ嬢のような女性でクーポン渡しが手慣れているようだった。彼女は僕にクーポンを渡した後にすぐさまソフトバンクの売り場に行き、現場で今まさに加入しようとしているオバちゃんにクーポンの説明をして自分のクーポンを使わせようとしていた。恐るべき行動力。

ある者は、「JR新宿駅西口の3番出口を出た階段を上がって向かって右側に設置されている電話ボックスの右から3番目のタウンページの283ページに挟んであります!」とか、メタルギアソリッドなみの指令を与えてくる猛者もいる。

このクーポンであるが、2ちゃんねるでは通称「鼠(ネズミ)券」と呼ばれている。というのもこのクーポンを使って加入した者には、さらにソフトバンクから5枚のクーポン券が送られてくるのだ。そのクーポンで紹介された方にはまた5枚綴りのクーポン券が…(以下略)。 これはどう考えてもMから始まるアレですね。ちなみにクーポン券単体ではお互いの個人情報、電話番号はわからないような仕組みになっているので、それも紹介を促進させる材料になっているだろう。


■つまり何が言いたいかというと!

さてここからが本題であるが、ここまでお読みの皆さんはもうおわかりかと思いますが、当方クーポン券をたくさんもっているので、欲しくなった方はコメントもしくは、yokoyamen@gmail.comまでメール連絡いただければ5000円クーポン差し上げます。

分割金利手数料は全て負担!じゃないけど、ご連絡、お待ちしております!(ジャパネットたかた風)