ポケモンセンタートウキョーが浜松町に移転

ポケモン、ポケモンセンタートウキョーが浜松町に移転。7月20日に新店舗をオープン

株式会社ポケモンは、ポケモングッズの専門店「ポケモンセンタートウキョー」を日本橋から浜松町に移転すると発表した。日本橋の旧店舗は7月16日で営業を終了し、新店舗は7月20日10時にオープンする予定。

我が夫婦なれそめの地であるポケモンセンタートウキョー@日本橋。実は私は学生の時、ポケモンセンターの中の人としてバイトしていました。ある日、迷い込んできた妻ポケモンを発見し、モンスターボールを投げつけ「ゲットだぜ」と叫んだかどうかは皆さんのご想像にお任せするとして学生の時にやったバイトとしては、なかなか面白い職場だったのでポケモンセンタートウキョー移動は感慨深いものがあります。妻との思い出の場所が無くなってしまうことも悲しいですね。

職場の雰囲気が独特で、ほとんどはバイトスタッフで雑多な小学生達がそのままオトナになってしまったような無邪気な人たちばかりでバリエーション豊富でした。会社としてはベンチャー立ち上げのような雰囲気で、ルールはこれから自分達で作り上げるというところに小学生達がいるようなものですから色々事件は起こったりして飽きない職場でした。

何よりそれ以前に僕がやったバイトというのが、試験会場の試験官とか、研究室でデータの打ち込みとか、学習塾の講師とか比較的閉じた整然とした雰囲気の中での仕事ばかりだったものだったので、そのギャップには驚くことばかりでした。

一番ショックを受けたのが「日本には確かにフリーターという人たちが生きているのだ」という実感です。その当時でもニュースやらメディアやらでフリーターの話は出ていたので頭ではわかっていたつもりでしたが一緒に働いてみると自分がいままでフリータに対して思っていた事と実感の差に愕然としました。価値観や知見が著しく自分とは乖離していてあらゆる発想が全く違っていました。とにかくその日暮らしで明日が見えない状態が毎日続くと自暴自棄度が増していくんだなぁという感想を持ちました。そんな人たちが小さい子を相手に笑顔を振りまいているものですから余計に痛ましいものがありました。

未来への不安という意味ではIT系のサラリーマンも状況としてはあまり変わらないものかもしれないのですが、遠くない将来ヨーロッパのように労働者たちが暴発する未来を感じずにはいられないそんな大学生の最後のバイトでした。