「七人の弔」のプレミア試写会

ダンカン監督映画「七人の弔とむらい)」のプレミア試写会に当選したので行ってきた。ので感想を。偉そうな言い方になってしまうのはご勘弁いただきたい。いつになく弱気。

雑感。

残念ながら、偶々かもしれないが最後のほうのオチが読めてしまった。けどなかなかよかった。やりたかったことは十分に伝わっていたと思う。僕が汲み取った意図は、子供にとって親は最も頼るべき存在であり、反対に最後の砦であるということ。その砦は、昨今の資本主義と恋愛至上主義によって、危ういものになっているということ。

全体的な雰囲気として、緩急にいたることなく、やや冗長だった気がする。94年くらいの藪先発のピッチングのような感じ。ピリッとしてるんだかしていないんだか。途中で飽きそうになったこともあった。


子供にみせるべきか否かという点について。

僕はみせてもいいんじゃないかなと思った。でも帰りの車の中の会話が不安。「マ、マクドナルド行こうか‥」なんて、家庭内BoysBe...状態が容易に想像できる。


映画でみるほどではないかもと思ったのだけど、終盤の50mm画角f2.8くらいのダンカンのアップで結論の片鱗を告白する夕方のカットは映画ならではかなと思った。オーソドックスだけど焦点をずらさない感じというか。


あと、実際に芸能人をみてみたが、群を抜いて顔立ちのDNAが違うんだなと思った。あと林家ペー・パーの具合も凄かった。プロってすごいな。

芸能人か社長かわからん(オマエ写真集出したら絶対儲かるよとかたらしこむ人&名前知らない)けどサンジャポファミリー様席に座っていただれかが、写真をたくさんとっていてそのたびに「ブログにのせるから」といっていた。すごい。ブログはキャズムを超えたかもしれない。