ドキュメント太平洋戦争
NHKスペシャル大好き。
高校生の頃に録画して、今も持ち続けているNスペビデオ。それはNスペ好きの僕の中でも珠玉のコレクションでもある。多分火事になっても持ち出すかもしれない。そんな珠コレNスペの中でも最も上位にある超濃縮Nスペシリーズ。それが今回紹介する「ドキュメント 太平洋戦争」である。
ちなみにぼくの家に遊びにきた友達は「太平洋戦争」と書かれたそのビデオラベルをみて、これはアダルトビデオのカモフラージュさせたものなのではないかと疑い、僕の目を盗んでおもむろにビデオデッキにかけてみたものの、その実際をみてドン引きさせたという心温まるエピソードまである。
今日は、その中の 第2集 「敵を知らず己を知らず」を再鑑賞した。そのなかでも特に今の自分の琴線に触れた部分を引用させていただく。
無謀な作戦を重ねたガダルカナルにて、大晦日の御前会議で決定されるに至った日本軍撤退。その直後(昭和18年2月)、にアメリカ軍が作成した情報文書が紹介されている。
日本兵の正体「DEBUNKING THE JAP SOLDIER」
我々はついに彼らの真の姿を捕らえた。
我々ならば、できる限りの武器を利用して勝とうとするが、彼らにとって武器は単なるアクセサリーにすぎない。
この背景には、精神を重んじる日本文明のほうが、アメリカ文明より優れているとの思い込みがある。
これが大和魂の根本をなし、わが国に対する軽蔑の原因ともなっている。
こうした日本人の意識もこの戦争を境に変化するだろうが、間違いを悟るまでには相当な痛手を負わなければならないだろう。
極めて真をついていると思う。
そして、今の自分に通ずるものがあった。
また、夏がくる。