コンパクト



銀塩コンパクトカメラがまた欲しくなってきた。

日本のカメラ業界がもっとも得意としていたのが
このコンパクト銀塩だと思う。

日本人の手が小さいからだろうか。
どういうわけか日本人は小さな筐体に
たくさんの機能を詰め込むのが大好きだ。

作り手だけではなく、買い手もこの密度の高い製品に
異常な執着心がある人は日本人には多いと思う。


しかし、危惧するところがある。
どうも、デジカメの画質が銀塩には届いていない。
画質というより、味というのだろうか。

多分、レコードからCDに移行したときに
オーディオファンがCDを気嫌ったのと
僕の言っていることは同じだろう。

昔NHKの日曜美術館か何かで
映像の偉い人が、日本人の画像に対する執着が
PALでなく、NTSC方式をとってしまった事にあるとか
言っていた事があった。

ばかじゃねーのとそのときは思ったが
今考えると、確かに。と思うことも。
効率を考えると、どこかで感覚ラインを下げざるを
得ないのかもしれない。


デジカメと銀塩の差があまりわからないひとには
試しに白黒で両者を比較した写真をみせると、結構理解を得られる。

その度に、銀塩をあきらめちゃいけないと自分に言い聞かせたりする。


と、御託を並べたところで
写真第三弾